一人から始めるWebアクセシビリティ

このタイトルは「一人から始めるユーザーエクスペリエンス」という書籍のオマージュです。

Webアクセシビリティ、まず取り組むべきはカルチャーとプロセス

https://kidachi.kazuhi.to/blog/archives/038754.html

カルチャーがあってもプロセスがない場合
取り組みが属人的になりやすく、ちょっとした判断にもバラツキが生じ、アクセシビリティという品質を一定の幅に収斂させ続けることが困難。カルチャーがあれば、遅かれ早かれプロセスを作らんとする動きに繋がりがちとはいえ、一定の強制力なりお財布がないとそれはそれで(ry
プロセスがあってもカルチャーがない場合
「やらされている感」が組織を支配しがちで、ともすると簡単にプロセスが形骸化しがち。たとえプロセス自体の持続可能性が組織的に担保されていたとしても、プロセスそのものの定期/不定期な見直し、アップデートなんかは難しいかもしれない。

継続のための文化とプロセス作り

まずは知ってもらう:必要性を認識してもらう

  • グループウェアで記事を書いてみる
  • チーム横断LT大会で発表
  • 書籍を使った輪講会&勉強会まとめ
  • プロダクトが既にアクセス機会を作っていることを伝える
  • 体感してみる
    • 支援技術を体験する
    • チェックしてみる

コミュニティを維持する

  • 頻繁に開催されている勉強会
  • 聞く相手がいる(なる)
  • 活発なコミュニティスペース

インパクトを与える:理想を広める

  • 外部の講師を呼ぶ
  • 障害当事者を呼ぶ
    • 共感が得られないと「母数/事例/別のところから」となる
    • 仕事としてアクセシビリティチェックを依頼する
    • 障害者対応が広まってから誰にでも適用可能なものだと伝える
  • クレームを作る
    • 色覚テストをやってみる:困ってる人は身近にいた!

旗を明示する:行動を起こしてもらう

  • デザイングループのミッションに掲げる
  • デザイナーが上流に関わる
  • ポリシーを組み立てる
    • いきなり方針を立てるのではなくポリシーを考える
    • ポリシーは組織の理想に合わせて用意する
    • 主となるポリシーと各論を用意する
  • 品質であると提示する
    • 狩野モデル

多くの人を巻き込む

  • 職能別への落とし込み
    • デザイナーができること
      • 見やすさ、使いやすさ、分かりやすさの指標
    • ライターができること
    • 実装者ができること
  • 普段の仕事の延長線上にあると伝える
    • 文脈に合わせて上手く言い換える
      • サーバ落ちてるのといっしょ、とか

やることを明示する

  • 要約版アクセシビリティガイドラインを作る
    • デザイン/実装ガイドラインを作る
    • カラースキームをブランドガイドラインに組み込む
  • チェックリストを作って共有する(デザイン、実装、実装詳細)
    • easy checks
    • 無理のない項目数からスタート
      • altとキーボードから、とか
      • css画像
      • button警察
      • 太字にしてコントラスト要件回避とか

プロセスを作る

  • デザインレビュー
  • プラグインの導入
  • ガイドラインチェック
  • WCAGベースの実装チェックリストの作成
    • それを用いたクロスチェック
  • スクリーンリーダーのテスト環境整備
  • 自動テストツール

パーツを作る

  • UIガイドライン
  • UIライブラリ

他チームと連携する

  • QAと連携する
    • クリック→キーボードでもテスト

実施タイミングを狙う

  • チャンスをたいせつに
    • 新規サービス開始のタイミングで対応
    • デザインリニューアルのタイミングで対応
  • タイミングを作る
    • ユーザーストーリーの形でissueを上げる
    • 問題を指摘して、改善/実装はおまかせする
    • アクセシビリティDayを設ける
      • 時間を作らないといつまでもできない
    • 開発合宿で対応する
  • 着手しやすいところから始める
    • Webサイトのほうから始める
    • プロダクトに関しては重要な部分から段階を分けて少しずつ対応

ビジネス要件との折り合いをつける

  • ビジネス上の定量的価値を示す
  • フェルミ推定
  • グローバル対応
  • 公共系との絡み(連携先は対応してくる?)

社内的に評価される仕組みを作る

  • 会社として価値を認める
  • 社内検定に盛り込む(セキュリティチャレンジ的な)
  • 給与に反映
  • インパクトを表彰

社内から発表者を作る

  • 社内LT登壇者
  • 社内報に掲載
  • ブログ書いてもらう
  • やりたい人を採用

ブランディング

  • 社外登壇
  • 社外に取り組み紹介
  • ガイドラインやツール群の紹介
  • コーポレートサイトに掲載

当事者とのコミュニケーションルートを作る

  • 障害当事者と企業の人間が近い関係にないと問題を拾い上げられない
  • 問い合わせや要望を受けてサービス改善を行った後のフィードバックはどうすればよいか
  • 表立って声を上げたくない障害当事者はどうやってフィードバックすればよいか
  • 問い合わせもアクセシブルに

参考(Special Thanks)